ギャザーとは何か?やり方と使い所を解説
今回は、女の子服には欠かせない洋裁テクニックの一つ、「ギャザー」についてお話します。
ふりふりお洋服好きの方必見ですよ!
「ギャザー」って何?
「ギャザー」とは・・・
女の子のお洋服によく用いられる手法で、細かいひだがたくさん寄せられている部分のことです。
ギャザーを施した箇所は、とても女の子らしい表情になるので、子ども服のハンドメイドでは必要不可欠な手法ですね☆
ギャザーってどうやってするの?
ギャザーを寄せるためには、次のようにします。
- まずギャザーを寄せて縮めたい部分に粗目にミシンを2本かけます。
- 縫い始め、縫い終わりの糸は長めに(10㎝ほど)残しておき、手前側に出ている2本の糸を引っ張ります。
※この時、必ず同じ糸を引くようにし、裏側の糸は引かないでくださいね! - 少しずつ、糸を引いては均一にならしていき、縫い合わせたい部分と同じ長さになるまでひだを寄せていきます。
この作業を「ギャザー寄せ」といいます。
キャザーをきれいに寄せるためには、練習が必要です。
面倒な作業ではありますが、出来上がりの可愛らしさは格別!
ハンドメイド作品の出来栄えがグンと向上します☆
ぜひチャレンジしてみていただきたいです!
ちなみに、私は布端から7㎜、12㎜のところに粗ミシンをかけています。
ギャザーを寄せて1㎝で縫い合わせた後は、12㎜のところにかけたミシンの糸を抜き取ります。
洋裁教室の先生に教わった方法で、私はこの方法が一番きれいにギャザーを寄せることができました☆
「ギャザー」ってどんなところに使われているの?
ギャザーを寄せると、フリフリになったり、ふっくらボリュームが出たりと、お洋服がとても可愛く仕上がります。
例えば、下のお洋服では、胸元や肩の一番高いところ(袖山といいます)にギャザーが使われています。
胸元はふんわりと。そこからつながるスカートも大きく広がって可愛らしい形になります。
肩にギャザーを入れると、肩がちょっと盛り上がったような形のパフスリーブになります。
また、下のお洋服のように、袖口にギャザーを寄せると、ぷっくりとしたボリューム袖にもできます。
あと、ショートパンツの裾に使ってかぼちゃパンツやブルマにしたり、ギャザーを寄せて数段重ねるとティアードスカートになったり。。
ギャザーはあちこちで大活躍です♪
難しそう、面倒くさそう、と思われるかもしれませんが、ギャザーはお洋服づくりには必要不可欠な手法です。
ミシンに慣れてきたら、ぜひチャレンジしてみて下さいね!
『知らないとこまるハンドメイド用語教室』は、ソーイングママの公式Instagram(@handmade.mama.club)にて続々更新しております。
もっと知りたい方はぜひフォローして下さいね♪